FLESH&BLOOD 10 のバックアップ(No.12)


FLESH&BLOOD 10

感想

  • もう一度触れたい……いや、必ず触れてみせる。大航海時代のイングランドに突如タイムスリップしてしまった現代高校生の主人公を巡る、陰謀と冒険。海斗の活躍と心の成長、海賊船船長・ジェフリーとの時代を超えた恋……。松岡なつき原作、徳間書店「キャラ文庫」で大人気の海洋ラブ・ロマン、ドラマCD続編が発売!異端審問の牙城・スペイン宮廷で、告発されてしまった海斗。唯一の救いは、ビセンテが通訳として傍にいてくれること。いつでも冷静で優しい緑の瞳が、不安に挫けそうな心を支えてくれるのだ。フェリペ2世の計らいで、有能な弁護人がついた海斗は、審議の一時休廷に成功!!ところが安堵したのも一瞬、情報漏洩を危惧するウォルシンガムが放った暗殺者に、海斗は毒殺されかけて!?
  • やはりF&B作品のクオリティは、今回も聴き手の期待を裏切らないですね。物語の完成度はさることながら、その物語を薄っぺらくさせないキャスト陣が本当に素晴らしいです。過去最高に酷い目に遭っている海斗役福山さんの悲鳴には、本当に胸が痛みましたし、中でも特筆すべきは、トレド役の近藤さんだと思います。本作から本格的に物語の中枢に絡んでくるのですが、状況によって巧く声を使い分けられていて、トレドの複雑な性格が良く表れていました。近藤さんをキャスティングしてくれた方、ありがとうッ!今後発売される2作での活躍にも期待が膨らみます。敢えて難点を挙げるなら、脚本が駆け足気味だったことでしょうか。1枚のCDに収めるために仕方ないのは理解できますし(2枚だとたぶん長い…)、原作をよくぞ綺麗にまとめてくれたと感心すらします。が、場面の切替がどうしても早急に感じられたのが残念です。とは言え、大満足の一作でした。次作も楽しみです♪ -- 2011-04-07 (木) 22:10:40
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