影の館1 ―光の書― のバックアップ(No.17)


影の館1 ―光の書―

感想

  • 天の御座(アイオーン)―左に、輝ける者(エロヒム)。右に、堕ちたる者(ハ・サタン)。 どちらが欠けても対をなさぬ、神の双手であった。あの「影の館」をあらたに脚本として書き下ろし、著者自らが製作。キャスト、音楽にもこだわり、重厚な世界をサウンドドラマとして展開します。
  • 天使界に集う、神の御使え。中でも玲瓏な美貌を誇る麗人「天使長」ルシファーと剛の者の頂点に立つ「神の闘士」ミカエルは創造主の双手と称えられ、互いを己の片翼と認め合うほどの信頼の絆で結ばれている。だが。時と共にルシファーに対するミカエルの想いは少しずつ形を変え、信頼と友愛の絆は愛するがゆえの枷となり、ミカエルの心を深く呪縛していく。そして。触れなければ失わない…その禁忌が破れたとき、ミカエルの激愛は思わぬ狂乱を生み落とす。天上界の光り輝く至宝であるルシファーを己の「聖蜜の器[シャヘル]」として堕天させるという、誰もが予想もしなかった狂気を。ルシファーの額にくっきりと浮き上がる真紅の聖痕。それは、ミカエルがルシファーの主人として君臨することの所有の刻印。同時に、それは天の御使えとしても尊厳も矜持をも奪われて闇に隷属することの「堕天使」の刻印でもある。その恥辱に耐えられずルシファーは忘却の河に身を沈めるが、ルシファーを溺愛する神によって河の底から連れ戻されてしまう。未来永劫、ルシファーの魂魄を闇に流離[さすら]わせるくらいなら、ミカエルの従者[シャヘル]として生かす。神の選択は為された。それがどれほどの軋轢と混迷をもたらすことになるかもしらないで……。
  • ミカエルのルシファーに対する思いが友愛などではない、と気付いたラファエルやガブリエルに、自分の従者となる「シャヘル」を持ってくれ、と口煩く言われるも、ルシファーはミカエルとのその信頼関係を信じて疑わず。そして、ミカエルも同じように、「シャヘル」を持たない身。しかし、ミカエルにルシファーに対する思いは、変化し。「触れなければ失わない。」と、その欲望に堪えていたミカエルが、結局ルシファーを襲い。ルシファーは無理矢理、ミカエルの「シャヘル」にされてしまいます…
  • ファンタジー大天使と天使長.重くて、もの凄く奥が深い物語 フリトは有りません。
  • 三木&緑川の鬼気迫る演技が聞き所。絡みのシーンはほぼ無し。ルシファーへの気持ちを抑えきれず、どうなるか分かっていながらも望んで自ら堕ちていくミカエルと命を絶つことさえも許されないミカエルのシャヘルとして生きていく道しか無いルシファー。天上のお話に抵抗が無い方ならば楽しめると思います。 -- 2008-03-03 (月) 12:01:38
  • 三木さんが怖いくらいの迫真の演技。大して緑川さんもかなりの低音。とにかく二人の熱演にただただ圧倒された。一瞬だけ遊佐×山口が聴けたのも嬉しかった! -- 2008-04-04 (金) 19:43:30
  • この低音緑川さんに惚れました…なんという色気! -- 2008-06-30 (月) 17:28:42
  • 少ししかない遊佐×山口にもっていかれた。勝平さんの喘ぎは素晴らしい。 ミカエルのルシファーへの想いの重さゆえの行動に、後半はぞっとすること請け合い。三木さんの淡々とした声でさらっと怖いこと言われるとゾクリとする。緑川さんの低音(低音すぎることもない)声好きな方におすすめ。個人的にファンタジーはやや苦手だが、四大天使について少し知っているだけで話についていくことができ、ほっとした。 -- 2010-06-18 (金) 20:37:00
07097a0422823d1d9dc79328071b2990 2023-11-20 19:07:20