THE DARK BLUE のバックアップ(No.18)
THE DARK BLUE
- 原作: 山藍紫姫子 イラスト: 舞方ミラ?
- キャスト: (ロキシー・アルカード) 玄田哲章×塩沢兼人 (オリヴィエ・シェリダン)/(ヘーゼル・ヴェイ) 堀秀行×塩沢兼人 / 増谷康紀 / 幸野善之? / 土門仁? / 柳瀬洋美? / 矢津田美恵子?
- 発売日: 1995年05月03日 2,980 円
- 収録時間: 69分03秒 トークなし
- 発売元: ジャランインターナショナル JLCD-004 (㈱インターコミュニケーションズ)/ 角川書店ルビー文庫
- 脚本: 平詩野 録音・編集スタジオ: スタジオ ミュー
- 演出: ジャランインターナショナル 音楽・効果: 佐藤啓
- 関連画像(Amazon.co.jp)
感想
- 現代のロサンゼルスに現われた黄金の魔物・ロキシー・アルカード。陽光も、十字架 も、神も恐れぬ邪悪な魔物が、ただ一人必要とした美貌の青年オリヴィエ・シェリダン には、愛する男性がいた。嫉妬に狂い、欲望に狂う魔物の餌食になりながらも、オリヴィエは愛を守ろうとするのだが……。
- フリト有りません。
- ロキシー(玄田)がキチク系入ってるだけにへーゼル(堀)はとても優しく塩沢氏に迫って..
- 倦怠感いっぱいな塩沢さんの声がたまりません… --
- これは、良い。魔物や吸血鬼物はたくさんあるが、これ程知シリアスに吸血鬼と人間の愛を上質に描いたCD作品は少ないのでは。ロキシーの凶暴な独占欲とヘーゼルの心からの愛情。14年も前の作品とは思えない程の丁寧で上質な作品。ただ、それだけ昔の作品なのでBGMやSEといったものが薄く(ほぼ皆無)、ドラマティックな盛り上がりに欠けるのが惜しい。作品はこのまま、今BGMとSEを充て直したらどれだけの逸品になることか、と溜息を付いてしまうほど。ハッピーラッキーBLファンタジーに飽きてきた大人の方、静かにじっくり、聴きたい方へおすすめしたい。全てを諦めたような気だるげな声と、この愛だけは守りたいとヘーゼルを深く愛するオリヴィエを演ずる塩沢さんが素晴らしい。懐広く彼を愛する堀さんの優しい声にうっとりです。 --
- 豪華キャスティング --
- ロキシーに対する敵意むき出しの声も素敵ですが、ヘーゼルに対する時の声が本当に可愛らしくて驚きました。愛する人が相手の時の幸せそうな様子やちょっとしたはにかみ、弾むような嬉しさが余すところ無く表現されています。塩沢さん好きの方なら、絶対に買って損はしない作品。 --
- 何だか古い映画をリスニングしてるような気分でした。最後の塩沢さんのモノローグでの語りかけが切なくて、聞いた後はじんわりと余韻に浸ってしまいます。ただ、役者陣のさすがの演技やストーリーなどはすごく良かったですが、音響面が寂しいせいかオリヴィエがロキシーに聖水ぶっかけてるシーンや銃の音には笑えてしまった…。 --