ジェラールとジャック のバックアップ(No.19)


ジェラールとジャック

  • 原作・イラスト: よしながふみ
  • キャスト: (ジェラール) 森川智之×遊佐浩二 (ジャック)/ 井上和彦 (ラウル・ド・アマルリック)/ 檜山修之 (ポール)/ 勝生真沙子? (ナタリー)/ 山口勝平 (ミッシェル)/ よのひかり? (シャルロット)/ 竹田雅則? (ピエール)/ 青山穣 (館主)/ 高口幸子? (ジュディット)/ 高橋まゆこ? (ジャンヌ)/ すずき紀子? (ロラン夫人)/ 河野裕 (男娼)/ 杉野博臣? (パスカル)
  • 発売日: 2008年04月25日 5,900円
  • 収録時間: --分--秒 ドラマ2枚+朗読1枚 トークあり
  • 発売元: Bell season records ETT-001 / リブレ出版 SBBC刊
  • 脚本: 香村純子(本編) / 桑田瑞紀?(朗読)  演出・統括プロデュース: 阿部信行
  • 作曲: 宮澤謙  効果: 斉藤みどり / 下總裕  制作プロデュース: 岩村美和子
  • 音響制作: オンリード  音響制作協力: ディオス  録音スタジオ: スタジオマウス
  • 関連画像(Amazon.co.jp)

感想

  • 借金の形に娼館に売られた誇り高き貴族の少年ジャック。「初めての客」となったのは銀髪隻眼の男・小説家ジェラールだった。偶然、ジェラールの屋敷で下男として働くことになったジャックは、主人のジェラールに反発しながらも、自分の手で何かを為す喜びと様々な知識を得て、強く美しく成長していく──。革命期の激動のフランスを舞台に展開される、没落貴族の召使いと貴族を憎む成り上がりの主人のドラマティックロマン。
  • 非常に長いスパンの話なので、お互いの人間的な成長や変化が見て取れます。青臭い少年から、世なれて世の中の酸いも甘いも知りつくしたオヤジになったジェラールを演じた森川さん、お見事。遊佐さんも、今まで聞いた中で声が一番高い少年から、美青年への声の切り替えに驚きました。 -- 2008-04-29 (火) 21:36:23
  • 遊佐さんが少年役ということで、ちょっと心配だったのですが(すみません)違和感が無くてビックリしました。音楽と丁寧なSEとミキシングがドラマCDにおいていかに重要かがとてもよく分かる作品です。聞いた後、映画を1本見終わったかのような感覚になりました。 -- 2008-04-30 (水) 02:18:56
  • まさに「ドラマ」CDでした。難しい原作なのでどうなるんだろうと正直ちょっと心配してたんですが、結果は厚みがあリすぎるくらいの仕上がりになっていました。森川さん・・・・本気でカッコいい。受けもある若い頃の声のトーンにまず子宮がどーんとやられます。次第に経験を積んでいく変化も聴いていてわかるくらいでため息が出ました。遊佐さんの少年声のかわいさにはびっくり。成長しての美人声は言うまでもなく、Hに葛藤する切なさのある色っぽさが良かった。そして井上さん!とにかく聞いてのた打ち回ってほしいです。さらに勝生さんがこれまたすばらしー。このキャストに加え、絶妙のSEや音楽と構成。これは文句なしの一枚です。 -- 2008-05-01 (木) 20:24:38
  • 原作が素晴らしいのでCD化に少し不安を感じていましたが…さすがです。皆さんが仰っている通り音楽や構成も文句なく、何よりキャスト一人一人が役そのものでした。本当にいい作品だと思います。 -- 2008-05-05 (月) 17:56:55
  • 傑作です。音声だけでも充分楽しめますが、原作既読の方がより作品世界に浸れるとは思います。遊佐さんの少年声はクセになりそうな素晴らしさですよ。ひとつ難を言えば、主要キャストが有名豪華なベテラン陣なので、ガヤや名もない脇キャラをされてもすぐに誰の声かわかってしまうことでしょうか(笑)。井上さんは脇キャラの直後に本来の役のシーンがありましたし、檜山さん山口さんはどうしたって役と別キャラは無理がありますね。 -- 2008-05-12 (月) 19:02:56
  • ドラマCDとしては面白いとは思うが、原作独特の間やテンポが活かし切れていない、と感じた。原作では沈黙のシーンに、状況説明台詞を入れられたのもちょっと残念。これによって原作独特の間が壊れてしまったような気がする。もっと「生きた間」がほしかったな… -- 2008-06-05 (木) 21:39:49
  • 私も正直遊佐さんのジャックが心配だったのですが、それも全くの杞憂でした。少年期から青年への変化を見事に演じていらっしゃいます。ジェラール役の森川さんは勿論、その他の脇役の方々も素晴らしい演技を見せており、難しい原作ながら充実した仕上がりになっています。ただ上の方の指摘にもあるように、勝生さん、勝平さん、檜山さんの別キャラはもろバレすぎて残念。あれだけ脚本が丁寧に作られていたので、そういった細かなところまで徹底してほしかったです。 -- 2008-06-12 (木) 20:03:05
  • 原作ファンなので、イメージが壊れないか心配だったのですが、そんなことはまったくの杞憂でした。役者の皆さんの演技は素晴らしいし、なにより原作の空気感にぴったりな音楽やSEがよかった。作り手が原作の良いところを出そうとしてくれているのが伝わってくる、素晴らしい作品。 -- 2008-07-13 (日) 13:19:57
  • 個人的に朗読がとてもよかった。朗読と本編でかぶっているシーンは、2種類の芝居が楽しめてとてもお得な感じ。 -- 2008-08-12 (火) 15:27:24
  • 声優さんの本気を見ました。原作読んでないんですが、友達に薦められたのでなんとなく聞いてみたんですが、最近のBLCDにありがちな薄っぺらい話ではなく、設定にも世界観にも無理がなく「ドラマ」になっていました。あえて言えば山口さんをもう少し出してほしかったな。SEや音響は技が光ってる!!なんていうか、いろんなBLCDの中でも特別って感じがしました。 -- 2008-08-15 (金) 01:05:52
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