間の楔 Ⅰ ~DESTINY~ のバックアップ(No.19)
間の楔 Ⅰ ~DESTINY~
- 原作: 吉原理恵子
- キャスト: (イアソン) 大川透×伊藤健太郎 (リキ)/ 黒田崇矢 (ラウール)/ 三木眞一郎 (カッツェ)/ 鳥海浩輔 (ガイ)/ てらそままさき (アレク)/ 山中真尋 (ルーク)/ 間宮康弘 (シド)/ 青木誠 (ノリス)/ 長門三照 (リッチー)/ 大友龍三郎? (ザック)
- 発売日: 2007年05月25日 6,500 円
- 収録時間: 57分20秒+53分34秒 2枚組 トークなし
- 発売元: メーメイカー MMCD-0705 / フロンティアワークス / 成美堂出版クリスタル文庫
- 封入特典: ブックレット12頁 / 全シナリオを収録した小冊子(156頁)
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感想
- 巨大コンピューター・ユピテルが支配する電脳都市タナグラのエリート人工体”ブロンディー”イアソン。そして、歓楽都市ミダスの最下層にいる”スラムの雑種”リキ、彼ら二人が偶然に出会う。そして、権力に跪くことも媚びることを知らないリキにイアソンは興味を覚えるのであった。
- BL小説の金字塔「間の楔」が、著者自らの監修・製作であらたにドラマCD化。実力派声優を配し、重厚な音楽と共にあの世界観と究極の愛をハイクオリティに再現。吉原理恵子書き下ろしのシナリオを小冊子に全収録。
- リメイク物。うーん。キャストが代わるとこうも印象が替わる物か、脚本家が同じとは思えない程だ。前作のイメージが有る人は別物と割り切って聞くべし。どちらが好みかは其々だろうが、OVA辺りとも聞き比べてみるのも一興。出会い再会までを2枚組みの尺で。濡れ場は連れ込み宿の調教場面が其のまま。SF、差別階級、男前受け、独特の「くされ縁」的言い回しが苦手人は注意。フリト有りません。
- カッツェが、カッツェのほうがイアソンに聞こえてしまう…。元祖を気に入っているとかなりきびしいかもしれない(良い悪いではなく。設計図は同じでも世界構築の素材が石と木くらい違うので)。別物として割り切るも、同じセリフが出てくるので感覚上の違和感がつきまとう。そして声のイメージとは恐ろしいとつくづく思ったのがラウール。新宿区棚倉町をしきる893の若頭に、…聞こえてしまうのであった。が、しかし、一枚の作品として軽く平均を上回る重厚さとドラマチック性は当然ながら健在なので、じっくりと濃密な長編ドラマを期待する向きには最適かと。たぶん期待は裏切られることは無いはず。元祖を知らない人で、気にはなっていても比較からの賛否や長さで聞くのを躊躇っていたらかなり勿体無いので、まずは聞くことをお勧めしたい。元祖を知っているのでどうしても元祖から見た感想寄りになってしまったけど、じっくり練られ水準が高いことは変わりありません。 --
- カッツェのほうがイアソンに聞こえる、という意見に同意。重厚感のある作品だからこそ、キャストもある程度声に印象がある人じゃないと役に役者が喰われてしまうのでは。また、役と役同士の立ち位置、バランスがおかしい。正直、上下関係は逆なのに、カッツェにイアソンが喰われている。前作はOVAのみ知っているが、それでもキャストの違和感は強い。おもに声だけで表現しなければならないドラマCDゆえに、演技力と演技力以前の声のバランスに左右されるところが大きいためであろう。しかし、あまりにも人気な作品を継ぐという難しさのなかで、キャスト陣は頑張ったと思う。--
- カッツェのほうがイアソンに聞こえる --
- 大川さんはカッツェの方が声質的にもあってたと思う。イアソンはやはり三木さんに演じて貰いたかった。伊藤さんのリキはピッタリでした。 --
- 今回かなりねっとりとしたイアソンなので冷静沈着でわが道をゆくって感じとは少し違うかな・・・。執着心が人間くさすぎてちっとも余裕がなさそう?まあでも過去のCDとは違うんだという気持ちで聴いています。細かいストーリー運びなのでそういう意味では楽しめます。それにしても黒田さん単体では好きなのだけどラウールもどうしてそんなに人間くさいのでしょうね~。もうとにかく全くの別物として楽しもうという気持ちをもって聴いたほうがショックを受けずにすむかも。 --
- カッツェのほうがイアソンに聞こえる…同じく同意見(笑)黒田さんはどこの組の…?っていう雰囲気が拭えない。キャスミスぽいけど、別の作品として認識するしかない。BR予約したけどなんか悩んでしまうよね~。イアソンはもっと冷血で人間味のない声質じゃないとあまりにも人間ぽさがでると違う作品に感じてしまうよね。 --
- 「ん~~~~」と言葉につまる作品。初版の小説の頃から作品自体は知っているので、カセットやらCDになった時は語られていない部分があり、物足りなさを感じたのを思い出した。旧キャストと言うよりも、原作に思い入れのある自分としては、リメイク版も新たな気持ちで聞けたかも。確かにイアソンの声については三木さん的な気もするけれど、製作者側が感じなかったハズは無く、それでもあえての「カッッェ」なわけで、黒田さんのラウールもカッツェと共に終焉を見守る側としては最適なのではないかと思う。ネタバレ(今更)だけど、終盤のカッツェの嗚咽が今から鳥肌ものの期待! --