海シリーズ 3 耳をすませばかすかな海 のバックアップ(No.3)


海シリーズ 3 耳をすませばかすかな海

感想

  • 耳に触れる声は、こんなにも甘いのに。―届きそうで、届かない。全てにおいて秀でていること自体がコンプレックスの大学生・宮上和輝。なにもかもに鬱屈していた高校三年生の夏、勢いにまかせて、不思議な魅力を持つ男・笙惟と一晩だけ肌を重ね、そして一年後、偶然再会する。和輝の矜持や兄・瀬里への執着を、子供の甘えだと鼻先で笑う彼の、甘い毒のような色香に翻弄されるのは、いっそ心地よかったが、だからこそ真面目に向き合おうとする和輝に、彼は底の見えない瞳で笑うばかりで――。湘南のレストラン・バーを舞台に、揶揄と挑発に本音を隠した、大人になりきれない二人の純愛ストーリー。
  • 年上誘い受け
  • 「理詰めで押す」プラトニック・ラブの解説を畳み掛ける鳥海さんの長台詞が良い。
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