赤の神紋~DIVINE RED~ のバックアップ(No.5)


赤の神紋~DIVINE RED~

感想

  • 新進作家の連城響生(竹若)は先行する天才戯曲家、榛原憂月(関)の作風の呪縛から逃れようと足掻いていたある日、路上で歌うひとりの青年、葛川螢(櫻井)の声に惹かれ立ち止まった。戯れに手先の榛原の戯曲の一節を演じさせて、連城は衝撃を受ける。独特の眼差しを持つその若者のなかに、魔的なまでの役者の才能を感じ取ったからだ。それから二年、連城は東京の小劇場の舞台の上に再び「彼」を見いだす。宿敵とも言える天才演劇家・榛原憂月の芝居の舞台に立たせないために、自室に螢を監禁し、螢を榛原から遠ざけつつ、連城は彼を自分の“魂の体現者”にすることを願う。
6f1ce3ea7c7af4eff3db953f337232a7 2023-11-20 11:29:45