コルセーア Ⅴ ~記憶の鼓動~ のバックアップ(No.8)


コルセーア Ⅴ ~記憶の鼓動~

感想

  • モレア海を制する海賊プレヴェーサ――。波間に彷徨う若者達の“生”そして“愛”。視力を失った蒼玉の瞳、見る者を狂わせるほどの美貌を持つ作戦参謀のカナーレ・デラクア。“悪魔殺し”の異名を持ち、陸海の荒くれ者すら恐れさせる伝説の海賊、艦隊司令官のアヤース・マリク。“悪魔の子”と忌み嫌われた過去。兄との呪われた宿命に捕らわれていた過去。暗殺者として闇に生きた過去。凄惨な過去の記憶を乗り越え、アヤースとの愛を深めていくカナーレ。しかし、運命は再び過酷な試練を彼に与える!穏やかな日々を打ち破ったのは、ライナスが持ち込んだ知らせだった。統領のレティをはじめ、プレヴェーサの重鎮達を震撼させた報告とは、アウラの身に起こった異変。それはカナーレにとって、自らが殺したはずの兄が再び目の前に現れたも同然なほど、衝撃的な出来事。兄が残した血の呪い。憎しみの連鎖――。『おまえに非があることではない』アヤースのなぐさめの言葉も、抱擁も、カナーレの不安を拭い去ってはくれなかった。その矢先、艦が嵐に巻き込まれ、カナーレは海へと転落してしまう。そして彼が再び目覚めた時……すべての記憶は失われていた。まるで呪われた宿命から逃れるため、自らの記憶を封じたかのように――。
  • 「──私は……ここにいていいんでしょうか……?」海賊ファンタジーの決定版、大人気グランドロマンドラマCD第五弾。
{"error":400,"message":"over quota"}