逆縁婚 ~亡夫の弟~

Last-modified: 2021-01-17 (日) 18:41:05

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レビュー

  • 「愛してくれないならいっそ憎んでくれ。お前の心を俺で満たせるなら、もう形はなんだっていいんだ」
    「現代日本の不動産王」と名高い大富豪の長男と運命的な出会いを果たした末、駆け落ち結婚したあなた。
    ささやかながら幸福な日々を過ごしていたものの、ある日夫が勤め先の労災事故で亡くなってしまう。
    頼れる者もおらず心身共に衰弱しきったあなたを救ったのは、長男にかわって家督のすべてを引き継いだ次男、彌冨 繭人(やとみ けんと)だった。
  • キャラクター:彌冨 繭人(やとみ けんと)
    25歳。出奔した兄に代わり、家業のすべてを継ぐことになった青年。
    心優しい慈善家で、反対する周囲の者をすべて説得してあなたを妻に迎え、心身の回復の手助けをしている。
    あなたの体調がよくなったら結婚式を挙げようと約束している。
  • あなた(ヒロイン)
    情熱的な女性。夫さえいればいいというスタンスで新天地で生活していたため、彼なき今頼れるのは繭人のみ。
    夫の凄惨な亡骸を目にしたことで精神に不調をきたし、現在は繭人と共に日常生活を無事送れるようにケアの最中。
  • トラック01:不安定な夜
    彌冨家の大きな屋敷の一室、あなたは悪夢にうなされ泣きながら目を覚ます。
    そんなあなたに駆け寄り、慰め、優しい言葉をかけてくれるのは再婚相手の繭人。
    「うん、横になって……平気かな。いつもみたいに鎮静剤を打つ? それとも安定剤を飲む? ……いらない?」
  • トラック02:淫らな朝
    浅い眠りと覚醒を繰り返し朝を迎えたあなたを優しく起こす繭人。食事を終えてリラックスしたあなたのベッドに入ってくる。
    「精神が回復して、結婚式を挙げるまで最後の一線は越えない」この約束を守りながらも、貴女が好きでたまらない繭人は……。
  • トラック03:憂鬱な昼
    あくる日、天気がいいので外でお昼にしようと誘われます。
    彌冨家の中庭をお散歩してたくさん日光浴したあとに、用意されたお茶と、あなたの好物の甘いもので喜んでもらおうとする繭人。
    しかし顔色の優れないあなたを見ていると、繭人も不安になってくるようで…。
    「ねぇ……君って俺のこと好き? 本当に? それってさー……今俺に捨てられたらもう生きていけないからだったりしない?」
  • トラック04:手に入らない宝物
    凄惨な事故の記憶がよみがえって暴れまわるあなたをベッドに寝かせて、鎮静剤を打ってくれる繭人。
    しかしなぜか胸のざわざわはおさまらず、どんどん身体が動かなくなっていく。
    「えーっと……ごめんね、言いにくいんだけど、間違って、落ち着くお薬じゃなくて、筋弛緩剤打っちゃったかもしれない」
    「動けないね、でも息はできるだろう? 苦しくはないよね。うん、だってもう暴れられるのイヤだしあやすのも飽きたし……ひどいこと言ってくるし……」
    あなたは繭人の想いの強さと、亡夫が抱えず逃げたもの、残酷な真実、そして自分の運命を悟るのだった。
  • トラック05:清らかな人
    愛する夫と共に迎える幸せな朝は、まっさらな色をしているだろうか。
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