東京四角形 -辻ヶ花サーガ- の変更点

-[[東京四角形 -辻ヶ花サーガ- Scene:1 羽沢光弘]]
-[[東京四角形 -辻ヶ花サーガ- Scene:2 角筈祐輝]]

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**シリーズ共通設定 [#b605bab6]
-ストーリー概要
変化し続ける街、東京。それでも変わらないものを守りたい。
――あなたと生きていくために。
巨大ターミナル駅の、ほど近く。時代に忘れ去られたようなエリアがあった。
江戸時代には染師が多く住み、「辻ヶ花町」と呼ばれていたそのエリアは、再開発の手をなぜか逃れ続け、未だに昭和の面影を保っていたが、人口は激減していた。
2016年。オリンピック開催を控えた東京は、再び開発の嵐を迎える。
遂に「辻ヶ花町」にもその手は伸び、外資系大手デベロッパーがかつて「辻ヶ花神社」だった土地全てを買い上げるとの一報がもたらされ、住民たちは大混乱に陥る。
古い工房でたったひとり、今でも「辻ヶ花町」で染師をしている上槇は、下見にやって来たデベロッパーの話に疑問を抱く。
「この土地売買は、不法なものではないのか?」
上槇は小学校の同級生である探偵・羽沢に調査を依頼するが――。
「辻ヶ花町」で生まれ育った者たちが、複雑な想いを抱え、あなたと共にこの町を疾走する。
それぞれの、守りたいもののために。
※「東京四角形 -辻ヶ花サーガ-」は、「ある晴天の土曜日」一日を、4人の主人公それぞれの目線から描いたシリーズです。

-用語解説
【辻ヶ花神社】
 江戸時代には大きな神社だったが、昭和初期に廃れ、宮司もいなくなる。太平洋戦争時の空襲で焼失。
 戦後、その跡地に疎開から戻ってきた住民が住み着いた。神社は地元住民が小さな祠を建て、細々と守っている。
【上槇工房】
 上槇が営む、自然染めの小さな工房。
 かつて近くに川が流れていたという土地を活かし、細々と藍等も育てている。住居と兼用。
【地面師】
 地権者になりすまし、勝手に土地を転売し、最終的な買い手より多額の金銭を奪う詐欺師のこと。


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